スピとみにまるな日常

独身アラサー、実家へUターンしました。

わたしがこの仕事に就いたワケ②

こちらの続きです。
ha2cat.hatenablog.jp

 

初めて経験するアルバイトは、振り返れば遊び半分みたいなところもありましたが、笑顔を作り、素の自分とは異なる人格を演じることは妙な高揚感がありました。

接客をしているときの自分はまるで別人になれる。

明るく振る舞うことができるし、ニコニコしているだけで喜ばれる。それは自己肯定感の少ないわたしにとって、認められる、肯定されることに意義を見いだす行為でした。

もちろん、年齢的に若く、客受けも良かったことが理由だったのは多分にあります。単純にちやほやされることが嬉しかったのです。

 

そこからわたしは、接客業って案外悪くないんだ、と複数のアルバイトを始めました。真面目な性格もあり、仕事場では重宝されることもしばしば。

それはとてつもなくわたしの自尊心を満たし続けました。そんな中、契約社員の声をかけてもらったのが、例の彼と出会うことになった職場でした。

ただ、働いてる人たちがちやほやしてくれて楽しそうだったから。仕事の有る無しで振り回されるフリーターでいるよりは稼げるから。更新しなければ失業一時金というまとまったお金が入るから。

そんな不毛な理由で働きはじめています。笑

 

ほとんどプライベートな理由で何度も転職を続けたわたしですが、飲食業、宿泊業、小売業と職種が変わっても接客を離れることはもはや考えられません。

自分の才能や能力と向き合わなければいけない社会という厳しい現実のなか、めげずに続けてこられたのは、手っ取り早く承認欲求を満たすことができたことが一番の根底にあると思います。

 

そしてこの後、ただニコニコ愛想を振りまいていただけの接客から、職を変えることで徐々にサービス業としての能力が開花していきます。

この仕事が天職だと気付き始めたのは、3つめの職場に勤めたことがきっかけです。