スピとみにまるな日常

独身アラサー、実家へUターンしました。

女の子の恋に悩める話を聞くと、手に取るように相手の男性が考えてることがわかるのに、渦中にいる本人はぐるぐる思考の渦にハマって抜け出せなくなっている。

客観視すると簡単なのに、当事者は余計な雑念が入ってわからなくなるんだよね。わかる。

 

わたしだってそんな頃があったはずなのに、ずいぶん遠い昔に感じるんだから笑える。

ま、相手の言動をいちいち深読みしてた頃から10年も経つんだから、そりゃ昔の話だってなるわw

 

もしも悩める女子が身近にいたら、こうアドバイスするでしょう。

男性の本意がわからなくて悩んだら、まず行動だけに注目しなさい。彼が言った言葉は全部無視して、時系列に行動だけを並べてみること。

そうすれば本心がわかるから、と。

 

 

恋をしている女の子は、“相手も自分のことを好きであって欲しい”というバイアスがかかってしまっている。

だから、相手の男性が肯定的な言葉を口にするとそれに盲目してしまうし、言葉を深読みして過度に期待したり、逆に必要以上に不安になる。

その上、相手が言葉と行動がちぐはぐなことをしようもんなら大混乱。

「一体どれが本心なの、まったくわからない」となってしまうことが多い。

 

けれど、男性って実はものすごく単純で、言葉に惑わされなかったら見たまんまが本心であることがほとんど。

それも、本人が自分の気持ちについて自覚あるなし関係なくってところがミソです。笑

 

例えば、長年の知り合いからようやくお付き合いを始めたカップルの例。

その女性は特に交際もしていない知人の彼から最近、海外旅行に行こうと誘われて戸惑っていました。それはノリなのか、冗談なのか、本気なのかわからない突拍子もない誘いでした。

さすがに引いていたら相手も冗談めかしてその話はなかったことになりましたが、日を置かず、次は遠方のテーマパークへと誘われました。

しかしそれも宿泊が伴うので、相手がどこまで本気かわからず、今度は彼女の方から茶化し流れました。

そしてまた少し経った頃、今度はちょうどお互い同じ日程で東京へ行くことがあり、彼女が以前食べたいと行っていたもんじゃ焼きに行こうと誘われ、今度こそそれが実現しました。

 

これだけ聞くと、この男性はあからさまに彼女を口説いていますよね?口説き方はともかくw←)

でも肝心の彼女は、彼の本心がわからない!!とずっと悩んでいたのです実は。それは何故でしょう?

その背景にはこんなことがありました。

・元々よく気にかけてくれる上司的な存在だった

・実は数年前に告白して一度振られていた

・別れてからもずるずるしてる元カノがいた

・どういうつもりか迫っても相手がのらりくらりかわしてハッキリしなかった

結局のところ、期待してしまう乙女心のせいで、事実を客観的に捉える目をなくしてしまってるんですねぇ。

それに傷つきたくないって気持ち。古傷は疼くし、自分から傷つきに行くことが怖い。

 

その話を聞いた時、他にも女の子がいましたが、声をそろえて「わからない」と言っていました。相手の言動を間に受けてみんな振り回されちゃってるんですねぇ。

しかし彼の行動だけに注目すると、彼女を3回デートに誘っています。それがすべてなんです。

期待や不安など余計な思考をこねくり回すからわからなくなる。それに相手だって同じように迷ったり悩んだりする人間だってことをみんな忘れてる。

気持ちは行動に表れるもの。駆け引きなんかしなくても、相手の気持ちがわかるようになるよ。

余談だけど、本人が自分の気持ちに気づかずやってるってこともまあまあ多い。その辺がわかるようになるとより面白い。

 

ちなみにそのふたりは結局、彼女が「どういうつもりかハッキリして!」と詰め寄り、煮え切らない男性がよくやく告白をするという形で収まるところに収まったそうです。笑